獣医臨床繁殖学実習マニュアル

・大沼・河田・武石 共著
・B5判並製本、160頁/図版多数
・ISBN4-87362-045-7 C3061
・初版発行:1991年6月28日
・定価(本体4,000円+税)/送料310 円

 獣医臨床繁殖学実習の目的は講義の内容を実際に体験し,理解を深めるとともに,臨床に応用する基本的手技を修得することにあるということはいうまでもない。しかしながら限られた時間内に必要な実習項目を効率的に教育することは容易ではない。著者らはこれまで多数の学生を対象に実習を行ってきたが,事前に実習内容を説明しても仲々実効があがらず,実習用マニュアルの必要性を痛感してきた。
 本書は6年制獣医学教育における専門斉一科目の獣医臨床繁殖学実習のマニュアルとして執筆されている。獣医臨床繁殖学関係の診断・治療法は数多くあるが,そのうちから基本的な方法と実用性の高い最新の方法を選び,具体的に手技を記述した点が特色といえる。実習の手引として使用するとともに診療にあたっても活用していただけるものと思う。

執筆者一覧
大沼秀男(北里大学獣医畜産学部)、河田啓一郎(酪農学園大学酪農学部)、武石昌敬(日本大学農獣医学部)

主要目次
1.実習に当たっての注意
2.外陰部検査および膣検査
3.子宮頸管粘液および膣垢の検査
4.直腸検査
5.発情診断
6.人工授精
7.胚(受精卵)移植
8.妊娠診断
9.雄畜の不妊症診断法
10.雌畜の不妊症診断法
11.雌畜の不妊症治療法
12.牛の難産救助
13.乳房炎の診断と治療

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