マウスの発生アトラス
・Dr. Karl Theiler 著
・牧田登之（山口大学農学部） 監訳
・A4変型判上製本、190頁／図版335点
・ISBN4-87362-005-8 C3061
・初版発行：1991年8月31日
・定価（本体11,000円＋税）／送料380 円
“マウスのバイブル”と呼んでいるザイラーの著書の全訳である。本書は典型的な各胎齢群の外形は全体像の写真で表し，特徴的な形態については簡単に記述してある。眼，耳，下垂体，松果体などいくつかの器官は，発生段階を判定するのに有用なように詳しい説明が記されている。また全体としての構造的配列像を完成するために，手描きの再構成をしてあり，より理解しやすいように工夫されている。学生のよき参考書並びに研究者にとっては利用しやすい実用書として必携の一冊である。
訳者一覧
牧田登之（山口大学農学部）、谷口和之（岩手大学農学部）、高橋壽太郎（岩手大学農学部）、和栗秀一（北里大学獣医畜産学部）、山野秀二（日本獣医畜産大学獣医畜産学部）、大塚閏一（鹿児島大学農学部）、江口保暢（麻布大学獣医学部）、金田昌博（(財)残留農薬研究所）
主要目次
1．細胞期
2．卵割の初期
3．卵 割
4．卵割の進行
5．胚盤胞
6．着 床
7．卵筒胚の形成
8．卵筒胚の分化
9．子宮内膜反応の進行
10．羊 膜
11．神経板，前体節期
12．初期の体節
13．胚子の回転
14．頭側神経孔の形成と閉鎖
15．尾側神経孔の形成 ; 前肢芽
16．尾側神経孔の閉鎖 ; 後肢芽と尾芽
17．水晶体窩
18．水晶体胞の閉鎖
19．水晶体胞の体表からの完全分離
20．指出現の初徴候
21．手板の刻み目形成，顕著な耳介
22．指の分離
23．趾の分離
24．臍ヘルニアの整復
25．前指・後趾がそれぞれ連結
26．頬髭の発生
27．新生マウス
28．出産後の発達
29．体重曲線