犬と猫の老齢医学
・Mike Davies 著
・内野富弥 監訳
・B5変型判、168頁／図版335点
・ISBN4-87362-074-0 C3061
・初版発行：1997年9月30日
・定価（本体8,000円＋税）／送料340 円
ヒトの高齢化が進行する現代，小動物医療においてもペットの高齢化が進んでいます。中でも私たちに一番身近な伴侶動物である犬や猫の高齢化は目をみはるほどです。そしてまたできるだけ長く一緒にいて欲しいと願う飼主も少なくないでしょう。この願いに応えるべく，老齢化に伴う諸問題を網羅し，かつコンパクトにまとめ上げられた本書は，これからの臨床獣医師の新たな必携の一冊となるでしょう。
主要目次
第1章 獣医老齢医学の手引き
1.1 はじめに
1.2 犬と猫の老齢医学における統計
1.3 「老齢医学」という言葉の定義
1.4 加齢性変化
1.5 老齢病
第2章 心血管系
2.1 心血管機能の低下
2.2 加齢に伴う組織変化
2.3 診断補助
2.4 老齢性心血管疾患
2.5 老齢性心疾患の治療
第3章 神経学
3.1 はじめに
3.2 加齢に伴う組織変化
3.3 機能変化
3.4 高齢の神経学的疾患
第4章 特殊感覚
4.1 主要感覚器の加齢性変化
4.2 要 約
第5章 尿 路
5.1 上部尿路：加齢に伴う変化
5.2 食餌管理
5.3 下部尿路：排尿困難
5.4 下部尿路：前立腺疾患
第6章 高齢動物の新生物
6.1 はじめに
6.2 疫学的研究
6.3 診 断
6.4 治 療
第7章 高齢動物の栄養
7.1 はじめに
7.2 栄養に影響する加齢性変化
7.3 エネルギー
7.4 蛋 白
7.5 脂肪（オイル）
7.6 炭水化物
7.7 ビタミン
7.8 ミネラル
第8章 老齢動物の麻酔と外科手術
8.1 高齢動物における外科手術の目的
8.2 麻酔あるいは外科手術に影響する加齢に伴う組織変化
8.3 薬物−麻酔薬相互作用
8.4 麻酔前の検査
8.5 局部麻酔
8.6 全身麻酔
8.7 外科手術の併発症
第9章 老齢動物の放射線医学
9.1 はじめに
9.2 骨格の変化
9.3 軟部組織の変化
第10章 老齢動物のスクリーニングプログラム
10.1 なぜ老齢動物を検査するのか？
10.2 病 歴
10.3 身体検査
10.4 血液学
10.5 血液生化学
10.6 尿検査
索 引