兎の解剖図譜

・R. Barone他 著
・望月公子(日本大学農獣医学部) 訳
・B5判上製本、240頁/図版カラー共169点
・ISBN4-87362-003-1 C3061
・初版発行:1977年6月20日
・定価(本体9,800円+税)/送料450 円

 家兎は古くから産業動物,実験動物として親しまれてきているが,こと解剖書となると,家兎の高い使用頻度,有用性にくらべてきわめて少なく,記載も不十分で不便を感じているのが大方の実感であろう。本書はこれらの不備欠陥を埋め家兎の有用性を更に高める目的で,フランスにおいて獣医解剖学者の総力をあげて完成をみた,いわば家兎の解剖に関する最新の,決定版ともいうべきもので,学術上はもちろん実用的にもきわめて価値の高いものである。 内容は独創的な優れた多数の図版により詳しく,しかも全体が要領よくまとめられており,見やすく理解しやすいように配列にも工夫がこらされている。用語も国際用語に統一されており,利用上の利点となっている。

主要目次
兎体各部の名称/骨学/靱帯学/筋学/内臓学/脈管学/神経系/外皮と感覚器/内分泌腺/参考文献

←back